Hachioji Seminar House, Japan, 2010

Hachioji Seminar House, Japan, 2010

サブゼミ Reading Groups

青井研究室では、個人の研究について発表・討議する「ミーティング」(通年)に加えて、「サブゼミ」(前期)を行っています。数冊の課題図書を決め、担当グループをつくり、各グループで徹底的な読み込みと議論を重ねた上でレジュメをつくって全員の前で発表。発表に対する検証・討議、さらには得られた視点・概念の例示、敷衍・拡張というように展開させていきます。重視しているのは、(1)広い視野から、基本的なものごとの考え方を学び、そこから建築・都市を見るときの「距離」を獲得することと、(2) 研究室メンバー間で視点・言葉の共通理解を構築することです。これによって、フィールドワークや個人研究、日常的な議論のすべてに拡がりと動きが出てきます。

2013年度以降のサブゼミのレポート(ブログ)はこちら/2012年度以前のサブゼミのレポート(ブログ)はこちら


サブゼミ 課題図書 

2017

  • A:類似と差異/表象論|ミシェル・フーコー(豊崎光一他訳)『これはパイプではない』(哲学書房、1986/Michel Foucault, Ceci n'estpas une pipe :   deux lettres et quatre dessins de René Magritte, 1973)
  • B:個人と世界/宗教論|カルロ・ギンズブルグ(杉山光信訳)『チーズとうじ虫:16世紀の一粉挽屋の世界像』(みすず書房、1984/Carlo Ginzburg, Il   formaggio e i vermi : il cosmo di un mugnaio del '500, 1976) + 安丸良夫『出口なお』(朝日新聞社、1977/朝日選書329、朝日新聞社、1987)
  • C:行為と経路/人類学|ティム・インゴルド(工藤晋訳)『ラインズ:線の文化史』(左右社、2014/Tim Ingold, Lines: a Brief History,2007)
  • D:経済と空間/都市論|サスキア・サッセン(伊豫谷登士翁ほか訳)『グローバル・シティ:ニューヨーク・ロンドン・東京から世界を読む』

      (筑摩書房、2008/Saskia Sassen, The Global City: Newyork, London, Tokyo, 1991)

2016

  • A:形式と内容/建築論|土居義岳『言葉と建築』(建築技術、1997)
  • B:個体と全体/生物学|佐藤恵子『ヘッケルと進化の夢』(工作舎、2015)
  • C:切断と連続/歴史学|小熊英二『  〈民主〉  と  〈愛国〉  』(新曜社、2002)
  • D:空間と場所/社会学|ジョン・アーリ『モビリティーズ:移動の社会学』(作品社、2015/Jhon Urry, Mobilities, Polity,2007)

2015

  • A:近代建築史1(形態)|ヴィンセント・スカーリー(長尾重武訳)『近代建築』(SD選書、鹿島出版会、1972)+同『アメリカ住宅論』(SD選書、鹿島出版会、1978)Vincent Scully, Modern Architecture, 1961(Modern Architecture: Toward Redefinition of Style, 1957)+Shingle Style Today or the Historian’s Revenge, 1974
  • B:近代建築史2(理論)|レイナー・バンハム(石原達二・増成隆士訳)『第一機械時代の理論とデザイン』(鹿島出版会、1976)Reyner Banham, Theory and Design in the First Machine Age, 1960
  • C:時間論|見田宗介『時間の比較社会学』(岩波書店、1981/岩波現代文庫、2003)+エドワード・ホール(宇波彰訳)『文化としての時間』(TBSブリタニカ、1983年) Edward Hall, The Dance of Life: The Other Dimension of Time, 1983
  • D:内向的発展| クリフォード・ギアーツ(池本幸生訳)『インボリューション:内に向かう発展』(NTT出版、2001)Clifford Geertz, Agricultural Involution: Process of Ecological Change in Indonesia, 1963

2014

  • A:形態生成の論理 | 「植物の軸と情報」特定領域研究班『植物の生存戦略:「じっとしているという知恵」に学ぶ』(朝日新聞社、2007)
  • B:地形と人間 | 日下雅義『地形からみた歴史:古代景観を復原する』(講談社、1991/講談社学術文庫、2012) + 貝塚爽平『東京の自然史』(講談社、1979→講談社学術文庫、2011)
  • C:モノと身体 | 長谷川まゆ帆『お産椅子への旅:ものと身体の歴史人類学』(岩波書店、2004)
  • D:資本主義とその後 | 柄谷行人『世界史の構造』(岩波書店、2010) 

2013

  • A:内的ダイナミクス |G・ベイトソン[佐藤良明訳]『精神と自然:生きた世界の認識論』(新思索社、2006/Gregory Bateson, Mind and Nature, 1979)
  • B:自己と他者 |多田富雄『免疫の意味論』(青土社、1993)
  • C:家族社会と空間 |西川祐子『近代国家と家族モデル』(吉川弘文館、2000)
  • D:資本主義と都市 |D・ハーヴェイ[森田成也ほか訳]『反乱する都市―資本のアーバナイゼーションと都市の再創造』(作品社、2013/David Harvey, Rebel Cities, 2012)

2012

  • A:資本主義と無意識 |R・コールハース[鈴木圭介訳]『錯乱のニューヨーク』(筑摩書房、1995/ちくま学芸文庫、1999/Rem Koolhaas, Delirious New York : a retroactive manifesto for Manhattan, 1978)+八田利也『現代建築愚作論』(彰国社、1961/復刻版、2011)
  • B:エンジニアリング以前/以後 |J・フィッチェン著[藤本一郎訳]『機械化前の建設技術としくみ』(鹿島出版会、1990年/John Fitchen, Bulding Construction Befor Mechanization, 1986)+C・アレグザンダー[稲葉武司訳]『形の合成に関するノート』(鹿島出版会、1978/SD選書、2013/Christopher Alexander, Notes on the Synthesis of Form, 1964)
  • C:保存論 |鈴木博之 『復元思想の社会史』(建築資料研究社、2006)
  • D:東京論 |陣内秀信『東京の空間人類学』(筑摩書房、1985/ちくま学芸文庫、1992)+ 鈴木博之『都市へ』(中央公論新社、1999)

2011

  • A:セルフ・ヘルプ |M・デイヴィス[篠原雅武・丸山里美訳]『スラムの惑星:都市貧困のグローバル化』(明石書店、2010/Mike Davis, Planet of Slums, 2006)+John F.C. Turner, Housing by People: Towards Autonomy in Building Environments, 1976 + 特集「未来のスラム」(『建築雑誌』2011年1月号)
  • B:創発論 |S・ジョンソン[山形浩生訳]『創発 : 蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク』(ソフトバンクパブリッシング、2004/Steven Johnson, Emergence : the connected lives of ants, brains, cities, and software, 2001)+ J・ジェイコブス[山形浩生訳]『アメリカ大都市の死と生』(鹿島出版会、2010年/Jane Jacobs, The Death and Life of Great American Cities, 1961)
  • C:先行形態論 |中谷礼仁「場所と空間:先行形態論」(『都市とは何か』岩波書店、)+中谷礼仁『セヴェラルネス+事物連鎖と都市・建築・人間』(鹿島出版会、2005/増補改訂・2011)
  • D:インテリアと身体 |課題図書ナシ(文献購読+取材活動によるレポート)

2008-2010:

  • G・ベイトソン[佐藤良明訳]『精神と自然:生きた世界の認識論』(新思索社、2006/Gregory Bateson, Mind and Nature, 1979)
  • R・ヴェンチューリ[石井和紘・伊藤公文訳]『ラスベガス』(鹿島出版会、1978/Robert Venturi, Learning from Las Vegas, 1972)
  • B・ルドフスキー[渡辺武信訳]『建築家なしの建築』(鹿島出版会、1975/Bernard Rudofsky, Architecture without Architects : A Short Introduction to Non-Pedigreed Architecture, 1964)
  • 布野修司『戦後建築論ノート』(相模書房、1981)
  • R・コールハース[鈴木圭介訳]『錯乱のニューヨーク』(筑摩書房、1995/ちくま学芸文庫、1999/Rem Koolhaas, Delirious New York : a retroactive manifesto for Manhattan, 1978)